発表会まで一カ月

こんにちは。

 

私が火曜日に講師をしているグランジュッテの発表会まであと一カ月となりました。

私が指導を担当しているのはキッズB(高学年〜中学生)クラスの作品のみですが

子供達の成長ぶりにとても驚かされております。

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1年前まではピルエットの1回転がやっとだったのに

クルクルッと作品の中でダブルを回っていたり。。ポジションが綺麗になってきたり。。

成長したなぁ。。と実感。

本当に講師をやっていて嬉しい瞬間です。

 

でも皆にとってバレエの舞台は人生初体験。

ということはどんな空間なのか予想がつかない。。

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そこで今月からはいろんな場面をシミュレーションしながら踊ってもらう練習をしたいと思います。

 

例えば

「宇宙空間でたった1人だとして、誰かに気付いてもらうように踊ってみて」とか

「頭の中真っ白にして、何も考えないで踊ってみて」とか

「凄く幸せで楽しくて仕方ない気持ちを表現してみて」

「悲しみのどん底。だけど踊る。そんなつもりで踊ってみて」

 

「脚がガクガクに緊張してるたくさんの観客に注目してると想定して踊ってみて」

 

などです。

 

そんなシミュレーションをしてみると

いつもと違う動きが出てきたり

思わぬ良い動きが出来たり、いつも失敗しないところで失敗してしまったり、、

 

いろんな自分を知ることができます。

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それこそが何かあった時に対処するための

大切な経験になります。

 

自分ってわかっているようで

まだまだ知らない自分がたくさんあるはず。

 

「こんな時こんな状況になる自分もいる」

 

それを知っている(経験する)だけでも

 

舞台の時大きな力になるはずです。

きっと助けてくれますよ。

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そしてもちろん

 

バレエは物語です。

皆それぞれ役を演じることになるけれど

演じるのは、私が言った通りに表現するのではなく

 

「自分の内側から湧き出てくるもの。」

 

なので

 

海を表現しなければいけないのだったら

海から何を連想するか。。

(子供達は第一部で「海と真珠」を踊ります)

例えば

雄大さ、深い愛、美しさ、偉大さ、厳しさ、優しさ、、

人それぞれ何かしらイメージがあるはずです。

何だっていいんです。

 

それを自分なりに気持ちから伝えられるように表現できるようにトライしてもらいたいです。

表現するにはまず自分がその気持ちになってみる。そこからはじめてもらいたいです。

 

 

そして大人の生徒さんたちに今回は指導をしておりませんが

残りあと一ヶ月、もし不安なことがあればレッスンの後でもアドバイスさせていただきますので

是非お気軽にお声かけくださいね。

発表会の音源もありますので

踊っていただいても大丈夫ですからね。

 

お役に立てたら幸いです。

残り一ヶ月。最後まで自分と作品と

向き合ってあげてくださいね。

 

応援しています。

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TAKANO