こんにちは。
バレエでとっても大切な骨盤のお話。
これは女性の身体そのものにとってもとても大切なんです。
バレエで
「痩せてるのに下腹はポッコリ出てる」
「腰痛が気になる」
「腹筋を使う感覚がわからない」
「ターンアウト(アンディオール)しようとすると外腿に力が入って邪魔をする」
「脚がいつも冷たくてアップに時間がかかる」
「反り腰」
そんな方は骨盤が前傾している可能性が高いです。
こんな風に、骨盤の前傾があるとバレエにとって良くない問題がたくさん出てまいりますが
実は女性の妊娠・出産・体型維持にとっても
大きく影響してくるようです。
私の妊娠を通しての自らの体型や感覚の変化、
300人以上の女性を指導してきた経験から
今まで数えきれない程の生徒たちが妊娠・出産をしてきた姿を見てきましたので
その経験も踏まえて、骨盤ケアの大切さをお伝えできれば幸いです。
まず妊娠を希望される女性は
冷えない身体、血流の良い身体、歪みのない身体、適度に柔軟性がある身体、運動で汗をかける身体、呼吸しやすく巡りの良い身体
上記の状態であれることはとても大切なようですが
バレエで気を付けたい正しい骨盤の位置は
それらの根本を改善するのにあたって
とても良い効果をもたらしてくれるようです。
また妊娠中はお腹が重くなってまいりますので
どうしても骨盤が前傾しやすいのですが
前傾をお腹の重さのままに放置してもらうと
妊娠期間が進むにつれて
腰痛や恥骨痛、内蔵の働きへの影響、逆子など
様々なマイナートラブルに遭遇しやすくなってしまうようです。
私も、はじめはお腹の重さに委ねて骨盤を前傾した方が赤ちゃんは楽なのかな?なんて思ってしまいましたが
これが大間違いらしく
しっかり正しい骨盤の位置を意識することにより
トラブルに遭う確率を抑えることができるみたいです。
そして、出産時にも安産になりやすくなるようです。
もちろん産後の復帰のためにも大切です。
tutuには今までに15人以上の医療関係の生徒さんが通ってくださっているのですが
なんと現役の助産婦さんもいらっしゃるのです!
お腹がさらに大きくなって前傾を自分の力では阻止できなくなった時のために
骨盤ベルトの巻き方を教えてくださったり
本当に心強いです、、。
臨月近くになると、歩くことさえも恥骨や腰が激痛で難しい!という方もいらっしゃるみたいなので
長く講師としてtutuで指導させていただくためにも
今からできることを一つ一つ実践していければなと思います。
今まで臨月近くまでバリバリレッスンに参加されていた生徒さんたちは、皆さん骨盤の傾きや下腹の腹筋の意識をよりされていた方だったなと思います。
(ルルベデリエールアチュードでバッチリバランスを取られていた方もいらっしゃいました)
このように、骨盤ケアの意識は
バレエにとっても女性の身体にとってもとても大切です。
もちろん男性にとってもです。
いかがでしたか?
皆さまのバレエの上達、そして健康
心から祈っております。
TAKANO