こんにちは。
今年の11月に予定しているtutuの発表会
たくさんのエントリーありがとうございます!
現在20名の生徒さんに申込みいただいておりまして
その他に15名ほど参加表明いただいております。
春にならないとお仕事の都合が読めない方も多いと思いますが、まだまだ締切まで時間がございますので
どうか焦らずゆっくりとご検討ください。
本日は迷われてる生徒さんから最もご質問の多い
「出演したいのですが、ついていけるのか心配です」
の声にお答えさせていただければと思います。
是非ご覧ください!
「生徒を発表会に出演させて輝かせる」
バレエ講師にとって最大の仕事ではないでしょうか?
これは指導者目線の話になりますが
・レベルの見極め
・上達の想定
・課題の与え方
・メンタルケア
まさに講師の腕が試されると言えるほど
責任重大の仕事です。
つまり
練習についていけるのかどうか、、ではなく
何とかさせるのが講師の仕事なわけです。
以前、大手スタジオで勤務させていただいた時
最初の大きなミッションは
「バレエ歴半年の生徒たちを舞台に立たせること」
というものでした。
バレエがどんなものなのかわかるまでにおおよそ3年はかかると言われていますが
バレエ歴半年(レッスンは多くても週1頻度)の生徒たちが劇場でお客様の前で作品を踊る
というのは、かなり衝撃的な課題。
しかし出演するからにはお客様に喜ばれる作品を!と
試行錯誤し
その時出来ることを活かして作品を作りました。
バレエ歴半年の生徒たちということで
フォーメーションの展開や
ポーズの豊かさと美しさ
呼吸
歩き方
衣装と照明の魅せ方
そんなことに注目しながら
その時の生徒たちの出来る事を最大限に活かして作品を作りました。
出来上がった作品を観て
お客様や生徒達のご感想を伺って
「これが人を活かす喜びと愉しさか」
と指導者ならではの
新たな胸の高鳴りを覚えました。
発表会で
有名作品をやる!
となると
「えー!あんな難しいの私にできっこない!!」
と思われる方も多いはずですが
「うーん!あんな難しいこと、そのままやらせない!」
が、私の意見です。
どういうことかと言うと
YouTubeなどで検索して出てくる幕物の踊りは
幼少から誰よりも練習をこなして
一流バレエ団に入れた
一流のダンサーたちが
毎日何時間もの練習に明け暮れて
やっと舞台で披露してる踊りなわけです。
それをそのまま踊ることが出来たら
あなたはもう英国ロイヤルバレエ団で働けます!笑
ということで
YouTubeなどで見られる振付をそのまま踊らせても
課題が大き過ぎて
生徒一人一人の良さを活かすどころではなくなってしまうのです。
私の理想とする作品創りは
「生徒の良さを最大限に活かすこと」
一流バレエ団のダンサー達の踊りを再現しようとして
身体を痛めたり
動画のダンサーと自分を比べて
凹むのは
本意ではないのです。
そして自論ですが
「誰かの真似をしている人は輝いているように見えません」
本当に輝いている時って
その人の内面や想いが垣間見れた時だと思うんです。
動画のダンサーに少しでも近付こうとして
踊りのニュアンスや表情目線の付け方
全てを真似をしようとしても
所詮真似にしかならず
「その人ならではの踊り」
ではなくなってしまいます。
これは本当に勿体ないことです、、。
「参考にする」のと「真似するの」は別。
何度も言いますが
大切なことは
生徒ひとりひとりを最大限に輝かせること。
頑張っている生徒さんには素敵なチャンスが待っていますよ。
心配せず自分のペースで進んでいきましょう。
大切なのは一歩踏み出す気持ちです。
いかがでしたか?
今回の記事で少しでも不安な気持ちが少なくなることを祈っています。
いつでも、どんなことでもお気軽にご質問くださいね。
P.S
スタジオにシンデレラの素敵なメッセージをくださったA・Yさん
ありがとうございます!とってもとっても嬉しかったです。
お仕事でもそんな風にお役に立てたなんてとても感激でした。
少しでもお力になれて幸せですよ。
これからも応援していますからね。
いつかまたお会い出来る日を楽しみにしています。
自分のペースで頑張って!
TAKANO