an inside story

こんにちは。

 

昨日はグランジュッテ第1回発表会に

私もダンサーとして出演させていただきました。

 

普段公演で主役を踊るなんて機会はなかなかないので

私にとっても物凄く貴重な経験となりました。

 

 

今日は私のちょっとした舞台裏話を

ご紹介しようと思います。

参考になるかわかりませんが、

舞台の時など何かお役に立てれば幸いです。

 

 

まずは

【舞台メイクについて】

じゃん

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舞台メイクはこんな感じでした。

(※前髪のアレンジはまだやってない時です)

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いつものやり方ですが

ダブルラインの代わりにブラウンのシャドウを入れて奥行きを出してます。

付けまつ毛有り。長く太めの目尻アイラインと

下の控えめなラインでバランスを取っています。

 

※ダブルラインを引くと目がきつくなりがちな方にはオススメです。時間短縮にもなりますよー!

 

【メンタルコントロールについて】

もう舞台ではほとんど過度な緊張はしなくなってきましたが、身体や心には

度重なるリハーサルや舞台本番を迎えるにあたって見えないストレスは必ずかかってきます。

 

「頑張って頑張って追い込んで

常に気を張って最後までキリキリキリキリ!!!!」

そんな空気になりがちですが

 

1番大切なのは本番の瞬間です。

 

 

なのでそれ以外は

本番をベストな状態で臨むために

必要な作業をしながらも

少しでも心も身体もリラックス出来るように

自分に合った何か落ち着ける手段を見つける必要があります。

 

 

私の場合、そんな時「音楽」がとても助けてくれます。

 

カナダで良く流れていた洋楽を懐かしんで聴いたり

90年代J-popを聴いたり

(マーシャは少女の役です。90年代私は小学生でした。あの頃好きだった曲を聴くとふっと子供時代に還れる瞬間があるんです)

何でもいいんです。

気持ちが落ち着いたり前向きになれれば。

 

アップをする時もレッスンの曲をあえて聴かずにそんな音楽ばっかり聴いてました。

 

 

【ゲネプロと本番の違い】

 

ゲネは本番の前に本番通りに行うリハーサルです。

あくまで本番ではなく、本番を成功させるための一つの機会にしか過ぎないのです。

 

なので私の場合ですが

ゲネと本番では考えてることがまるで違います。

ここの違いも皆さんとシェア出来たらなと思っています。

 

 

ゲネプロでは、、

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周りの人が舞台の上でどれくらいの立ち位置になるのか、自分の立ち位置

相手との距離感など、、

とにかく動きの中での位置を重要視して考えます。

何故かというと

もちろん位置を揃えると見た目も綺麗ですが

 

想定外の位置関係ができてしまったことにより

自分のベストを出すことが難しくなってしまうこともあり得るからです。

 

それを回避するために各シーンで

「様々な位置」を動きの中でチェックしていきます。

 

一歩先を読んで確認しながら踊っていきます。

どちらかというと身体より頭を使ってるイメージに近いです。

 

想定外だったことを頭の中にストックしていきます。

そして

ベストを出し辛かったところ、相手や周りの人と確認します。

自分と自分。

自分と相手とのコミュニケーションが大切です。

 

 

そして本番、、

 

ゲネではそんなことばかり考えて

ほとんど気持ちを入れておりませんが

 

本番では役として全てを考えていきます。

ここは完全に自己暗示の話です。

 

そして本番はお客さまが大勢いらっしゃるので

客席からのエネルギーが物凄い伝わってきます。

それをパワーに変えて踊るので

全く踊る側のエネルギーも異なってきます!

 

これは本当に凄い力です。

 

 

そして本番では一歩先を読んで考えて行動ではなく

 

「訪れた一瞬一瞬を全力でこなす」

 

ゲネで自分のベストを出すためのチェックを終えているので

 

恐れずに落ち着いて力を出せるはずなんです。

あとは自分を信じて出し切っていきます。

そしていただいた拍手に

必ず胸の中で

心から「ありがとうございます」と言います。

 

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【こどもたちと私】

 

 

キッズB(小学生〜中学生)の担任になってから2年。

最近は子供達との信頼関係が出来ていることを実感しています。

 

目を見れば以心伝心というか、、そんな感覚を覚えています。

 

これはとても有難いことです。
もちろん最初はそんなんじゃなかった。

 

だからこそ、本当に愛しく、貴重なことです。

 

 

「こうやりなさい!」
「こうしなきゃいけないのよ!」

これでは何も生まれません。
態度や踊りのテクニック
もっともっと自分で考えてもらいます。
何故そうするのか?

こういう時どうしたらベストか。

こうしたら相手はどう思うか。

 

指導は例え子供であっても人間関係。
とってもとっても繊細な話だと思うんです。
先生の「こうしてほしい!」に服従させているだけでは
大きな成長には繋がりません。
彼女たちを理解してあげて
認めてあげて

チャンスを与えてあげて

寄り添い

 

 

時に離れ

 

感じてもらう。

 

そうして見られる子供達の成長は
本当に素晴らしいものです。

 

今回の舞台を通して、皆本当に心も踊りも成長しました。
・踊っている時笑わなかった子が満面の笑みで役を演じている。

・踊り終わった後の私を気遣ってくれる。

・苦手な技が出来るようになった。

・質問してくるようになった。

・周りを見れるようになった。

と、、。

 

そんな姿を見ていてとても感激していました。

 

何よりも嬉しかったのは

 

「舞台で踊るって楽しい!!」と言ってくれたこと。

 

楽しいとか好きという感情は

指導により誰もが得られるものではなく

経験の中でこそ得られる
とってもとっても特別な感情です。
それを子供達が感じられたのなら
本当に本当に嬉しいことです。

これからも彼女たちと共に成長していける
存在であれるように

精進したいと思います。

 

 

 

 

 

以上4つのお話でした(^ ^)

 

いかがでした?

 

 

来週から次の舞台のリハ!切り替えて精一杯頑張ります!!!

 

TAKANO